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腸管出血性大腸菌感染症とは?

ちょうかんしゅっけつせいだいちょうきんかんせんしょう

腸管出血性大腸菌感染症とは、病原性大腸菌O157などに汚染された食品や水を摂取することで起こる感染症で、出血性の下痢や溶血性尿毒症症候群を引き起こします。

腸管出血性大腸菌感染症は、ベロ毒素(志賀毒素)を産生する大腸菌、とくにO157:H7などの血清型による感染症です。日本では感染症法により三類感染症に指定されており、患者を診断した医師は直ちに届け出る義務があります。

主な感染経路は経口感染で、加熱不十分な牛肉、生野菜、汚染された飲料水、感染者の糞便を介した人から人への接触などが挙げられます。感染に必要な菌量が少量(100個以下とも)であるため、わずかな汚染でも発症することがあります。

潜伏期間はおよそ3〜8日で、主な症状は以下の通りです。

  • 激しい腹痛・水様性下痢から血便(出血性大腸炎)
  • 発熱(比較的軽度なことが多い)
  • 嘔吐・吐き気
  • 重症化した場合の溶血性尿毒症症候群(HUS):腎不全・血小板減少・溶血性貧血

HUSは小児や高齢者で重篤化しやすく、生命にかかわる場合もあります。治療は主に対症療法で、抗菌薬の使用については毒素産生を促進する懸念から慎重に判断されます。予防には十分な加熱調理、手洗い、食品の衛生管理が不可欠です。

使い方・例文

バーベキューで半生の牛肉を食べた後に激しい腹痛と血便が現れた場合、腸管出血性大腸菌感染症が疑われます。学校給食や集団給食での集団発生事例が過去に報告されており、食中毒対策の文脈で頻繁に取り上げられる感染症です。

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