胆管炎とは?
たんかんえん
肝臓から十二指腸へ胆汁を運ぶ胆管に細菌感染が起こり、炎症をきたした状態です。
胆管炎とは、肝臓と十二指腸をつなぐ胆管に細菌が感染し、炎症が生じた疾患です。胆汁の流れが滞ることで細菌が増殖しやすくなり、発症します。急性胆管炎は重篤化すると敗血症を引き起こすことがあり、迅速な治療が必要な緊急疾患です。
主な原因には次のものがあります。
- 胆石:総胆管に落下した結石が胆汁の流れを塞ぐ(最も多い原因)。
- 胆管の狭窄:悪性腫瘍(膵頭部がん・胆管がんなど)や炎症後の瘢痕。
- 医療処置後:内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)後に発症することがある。
典型的な症状は「シャルコーの三徴」と呼ばれる、発熱・右上腹部痛・黄疸の組み合わせです。重症化すると意識障害やショックを伴う「レイノルズの五徴」へと進展します。
治療は抗菌薬による感染制御と、内視鏡や手術による胆汁のドレナージ(排液)が中心です。根本原因(結石・腫瘍など)に対する治療も並行して行います。高齢者や基礎疾患を持つ患者では重篤化しやすいため、早期の専門的管理が重要です。
使い方・例文
急に高熱・黄疸・右脇腹の痛みが重なって救急搬送された患者が、検査で総胆管結石による胆管炎と診断され、内視鏡で結石を除去する処置を受ける場面で登場します。
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