肩井とは?
けんせい
肩井とは、東洋医学のツボ(経穴)のひとつで、肩こりや首の痛みに対してよく用いられる代表的な経穴です。
肩井(けんせい)は、足少陽胆経(GB21)に属する経穴(ツボ)です。その名のとおり「肩の井戸」を意味し、気が深く集まる重要なポイントとして古来から重視されてきました。
位置は、第7頸椎の棘突起(首の付け根の出っ張り)と肩峰(肩の最も高い点)を結ぶ線の中点、すなわち肩の上面のほぼ中央にあります。筋肉としては僧帽筋の上部に当たり、多くの人が「肩こり」として痛みや張りを感じやすい場所と一致しています。
東洋医学的には、肝・胆・三焦の気の流れに関わり、以下のような症状の治療に用いられます。
- 肩・首・背中のこりや痛み
- 頭痛・めまい
- 上肢のしびれ
- 乳腺炎・乳汁分泌不足などの乳房トラブル
- 難産・子宮収縮の促進(産科補助として使われることがある)
特に妊婦への強い刺激は子宮収縮を促す可能性があるとされ、妊娠中は使用に注意が必要な経穴とされています。鍼灸だけでなく、指圧・マッサージ・温灸など様々な施術で用いられ、日常的なセルフケアとして指でやさしく押す方法も広く知られています。肩こりの代名詞的なツボとして、一般の健康書にも頻繁に登場します。
使い方・例文
デスクワークで肩が張ったとき、肩の上部の中央部分を親指で押さえると「肩井」を刺激していることが多く、指圧やマッサージの場面でよく登場します。
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