経口補水液とは?
けいこうほすいえき
経口補水液とは、水と電解質をバランスよく配合した飲料で、脱水症状の予防・回復を目的として飲む医療的な位置づけの液体です。
経口補水液(けいこうほすいえき、ORS: Oral Rehydration Solution)とは、体内の水分と電解質(ナトリウム・カリウムなど)を効率よく補うために、これらを適切な比率で溶かした飲料です。スポーツドリンクと似ていますが、塩分濃度や糖分の配合が異なり、脱水状態の体への吸収を最大化するよう設計されています。
経口補水療法(ORT)は世界保健機関(WHO)が推奨する脱水治療の基本法であり、特に点滴が難しい場面での第一選択として活用されます。腸管からの吸収がナトリウムとグルコースの共輸送体を利用することで促進されるため、水単体や一般的なスポーツドリンクよりも素早く水分・電解質を補給できます。
主な使用場面は以下のとおりです。
- 下痢・嘔吐による脱水の改善
- 発熱時の水分補給
- 熱中症の予防・初期対応
- 高齢者や乳幼児の脱水予防
日本では「OS-1」(大塚製薬工場)などの市販品が普及しており、薬局やコンビニでも入手可能です。ただし過剰摂取は塩分の取りすぎになるため、健康な状態での日常的な多量摂取は推奨されていません。医師の指示や用法を守って使用することが大切です。
使い方・例文
「夏の暑い日に体調を崩した子どもに経口補水液を少量ずつ飲ませた。」「胃腸炎で食事が取れないときに、経口補水液で水分と塩分を補った。」
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