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系統樹とは?

けいとうじゅ

系統樹とは、生物の進化的な関係や共通祖先からの分岐の歴史を、枝分かれする樹木の形で表した図のことです。

系統樹(けいとうじゅ)とは、生物種や遺伝子などの進化的・歴史的な関係性を、根(祖先)から枝が分岐していく樹木状の図として視覚化したものです。英語では「phylogenetic tree(フィロジェネティック・ツリー)」とも呼ばれます。

生物学における系統樹は、複数の生物が共通祖先からどのように分岐・多様化してきたかを示します。枝の分岐点(ノード)は共通祖先を表し、そこから伸びる枝は異なるグループへの進化の経路を意味します。枝の長さが進化的距離や時間を表す場合もあります。

系統樹の作成には、形態的特徴の比較に加え、近年はDNA・タンパク質のアミノ酸配列データを用いた分子系統解析が主流となっています。主な手法には以下があります。

  • 最節約法:変化の少ない系統を最も妥当とする方法。
  • 最尤法:確率モデルに基づいて最も尤もらしい系統を推定する。
  • ベイズ法:事前確率と観測データを組み合わせた統計的推定。

系統樹は生物の分類・命名の基準となるほか、感染症ウイルスの変異追跡や新薬ターゲットの探索など医学・薬学分野でも活用されています。「生命の木」とも表現され、地球上の多様な生命のつながりを理解するうえで根本的な概念図となっています。

使い方・例文

新型コロナウイルスの変異株がどの系統から派生したかを解析する際に系統樹が使われます。また、ヒトとチンパンジーの共通祖先がいつ頃分岐したかを示す際にも系統樹が登場します。

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