移乗ボードとは?
いじょうぼーど
移乗ボードとは、ベッドと車いすなど高さの近い二面の間に橋渡しして、患者が滑るように移動できる板状の福祉用具です。
移乗ボード(トランスファーボード)とは、ベッドと車いす、便座とシャワーチェアなど、高さが近い二つの座面の間に橋渡しして、患者・利用者が抱き上げられることなくお尻を滑らせながら移動できる板状の補助用具です。木製・プラスチック製・カーボン製など様々な素材があり、表面は摩擦が少ない仕上げになっています。
従来の抱き上げによる移乗は、介助者の腰への負担が大きく、患者に対しても不安感や痛みを与えることがありました。移乗ボードを使うことで、介助者は横から軽く支えるだけでよくなり、双方にとって安全な移乗が実現します。
移乗ボードが有効な対象者の目安は次のとおりです。
- 下肢筋力が低下しているが、上肢・体幹でのある程度の支持ができる方
- 立ち上がりが困難または不安定な方
- 脳卒中後の片麻痺がある方
- 術後など一時的に荷重制限がある方
使用時は車いすのアームレストを外すまたは跳ね上げてボードを架け渡し、スライディングシートやグローブとの併用でさらにスムーズな移乗が可能です。適切な座面高さの設定と介助者の位置取りが安全使用の鍵となります。
使い方・例文
退院後に車いすで生活する患者が、毎朝ベッドから車いすへ移るときに移乗ボードを架け渡し、家族が腰を抱え込まずに横から軽く誘導するだけで移動できる、という場面が移乗ボードの典型的な活用例です。
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