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真社会性とは?

しんしゃかいせい

社会性とは、繁殖分業・世代重複・共同育児の三条件をすべて満たす最も高度な社会性で、アリやミツバチなどが代表例です。

社会性(eusociality)は、動物の社会性の中で最も組織化された状態を指す概念で、昆虫学者E・O・ウィルソンらによって定式化されました。以下の三つの条件をすべて満たす集団に適用されます。

  • 繁殖分業:コロニー内に繁殖個体(女王・雄)と非繁殖個体(働き個体)の区別がある
  • 世代の重複:親と子の世代が同一コロニー内に共存している
  • 共同育児:親以外の個体(働き個体)が幼虫の世話をおこなう

代表的な真社会性動物としては、アリ類・ミツバチ・マルハナバチ・スズメバチなどの膜翅目昆虫、シロアリ(等翅目)、そして哺乳類ではハダカデバネズミが知られています。ハダカデバネズミは脊椎動物で唯一の真社会性種として注目されています。

真社会性の進化には包括適応度と血縁選択が深く関わります。特に膜翅目昆虫では半倍数性(半数二倍体)という遺伝様式により、働き個体は自分が産む子(血縁度0.5)よりも女王の子である姉妹(血縁度0.75)と高い遺伝子共有率を持ちます。これが繁殖を放棄して女王を助ける行動の進化を促したと考えられています。

真社会性は生態系でも大きな役割を担っており、植物の送粉・土壌形成・有機物分解など多くの生態機能を支えています。

使い方・例文

ミツバチのコロニーは真社会性の典型例で、1匹の女王が産卵を一手に担い、数千〜数万匹の働きバチ(すべてメス)が採蜜・育児・巣の防衛を分担します。働きバチは繁殖せずコロニー全体のために生涯を費やします。

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