白亜紀末絶滅事変とは?
はくあきまつぜつめつじへん
白亜紀末絶滅事変とは、約6600万年前に起きた大量絶滅イベントで、非鳥類型恐竜を含む地球上の生物の約75%が絶滅したとされる出来事です。
白亜紀末絶滅事変(はくあきまつぜつめつじへん)は、今から約6600万年前の白亜紀末(K-Pg境界)に起きた地球史上最も著名な大量絶滅のひとつです。K-Pg絶滅事変やK-T境界絶滅とも呼ばれます。この出来事により、地球上に存在していた生物種の推定約75〜80%が比較的短期間のうちに絶滅したとされています。
最も広く支持されている原因は、巨大天体(小惑星)の衝突です。現在のメキシコ・ユカタン半島沖に残るチクシュルーブ・クレーター(直径約180km)がその衝突跡と考えられており、衝突により大量の粉塵・硫酸塩エアロゾルが大気に放出され、太陽光が遮られて地球全体で気温が低下する「衝突の冬」が引き起こされたと推測されています。また、インド・デカン高原での大規模な火山活動も環境変化に寄与したとする説もあります。
この絶滅事変で消滅した主な生物群は以下のとおりです。
- 非鳥類型恐竜(鳥類の祖先は生き延びた)
- 首長竜・翼竜などの大型爬虫類
- アンモナイトなど多くの海棲無脊椎動物
- 多くの植物・プランクトン種
一方で、哺乳類・鳥類・カエル・ワニなどは生き延び、その後の新生代における哺乳類の急速な多様化(放散)をもたらしました。白亜紀末絶滅事変は地球の歴史の重大な転換点であり、現在の生態系の礎となった出来事です。
使い方・例文
地球科学の授業や博物館の展示では、「なぜ恐竜は絶滅したのか」という問いに対して白亜紀末絶滅事変(小惑星衝突説)が紹介されることが多く、チクシュルーブ・クレーターや地層中のイリジウム異常が証拠として提示されます。
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