K-Pg境界とは?
けーぴーじーきょうかい
K-Pg境界とは、白亜紀と古第三紀の間の地質年代の境界で、約6,600万年前に発生した大量絶滅(恐竜の絶滅など)を示す地層の区切りです。
K-Pg境界(K-Pg boundary)は、地質時代における中生代白亜紀(Cretaceous)と新生代古第三紀(Paleogene)の境界を指します。「K」はドイツ語でCretaceousを意味するKreideの頭文字、「Pg」はPaleogeneの略です。以前は「K-T境界(白亜紀-第三紀境界)」とも呼ばれていましたが、現在はK-Pg境界が正式な呼称です。
この境界は約6,600万年前に相当し、地球史上最も有名な大量絶滅イベントの痕跡を示しています。この絶滅イベントでは地球上の生物種の約75%が失われたと推定されており、非鳥類型恐竜・翼竜・首長竜・モササウルス類などが絶滅しました。
K-Pg境界の特徴として、世界各地の地層でイリジウムが異常に高い濃度で検出される薄い粘土層が確認されます。これはメキシコ・ユカタン半島沖に直径約10キロメートルの小惑星が衝突したことによるものと考えられており、その衝突跡がチクシュルーブ・クレーターとして確認されています。衝突によって引き起こされた大規模な気候変動(衝突の冬)・酸性雨・火災などが連鎖的な絶滅をもたらしたと考えられています。
この境界の研究は、地球外天体の衝突が生物進化に与える影響を理解するための重要な手がかりとなっています。
使い方・例文
地質学の野外実習では、K-Pg境界を含む露頭(地層の断面)を観察し、境界層のイリジウム異常を示す薄い粘土層を実際に確認する場合があります。
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