界雷とは?
かいらい
界雷とは、異なる気団の境界(前線)付近で発生する雷のことで、前線雷とも呼ばれます。
界雷(かいらい)は、寒気団と暖気団が接触する前線帯(気団の境界)付近で発生する雷です。「前線雷」とも呼ばれ、気団の境界(界面)で生じることからこの名が付いています。
- 寒冷前線では冷たい空気が暖かく湿った空気の下に潜り込み、暖気を急激に持ち上げる
- 強制的に上昇した暖気が積乱雲に発達して雷雨をもたらす
- 温暖前線でも上昇運動が起きるが傾斜が緩やかなため、雷は寒冷前線ほど激しくないことが多い
界雷の特徴として、前線に沿って帯状に分布するため広い範囲で同時に雷が発生すること、前線の移動とともに雷域が移動することが挙げられます。日本では春や秋に温帯低気圧が発達しやすく、前線を伴った界雷が頻繁に発生します。
雷の種類を発生要因で分類すると、界雷のほかに次のものがあります。
- 熱雷: 夏の強い日射による局地的な上昇気流で発生するいわゆる「夕立」の雷
- 地形雷: 山岳地帯で地形による上昇気流が原因となる雷
- 渦雷: 低気圧の中心部付近で発生する雷
界雷は熱雷に比べて持続時間が長く、広域に及ぶため、気象警報や航空気象における重要な監視対象のひとつです。
使い方・例文
春先に寒冷前線が通過するとき、前線の接近とともに雷鳴が轟き、しばらく続いた後に気温が急激に下がる現象が界雷の典型例です。
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