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無調性とは?

むちょうせい

調性とは、特定の主音中心とする調性を意図的に排除した音楽の様式で、20世紀前衛音楽の重要な概念です。

調性(むちょうせい、atonality)とは、西洋音楽の伝統的な調性体系、すなわち主音頂点とする音の階層構造を意図的に否定・解体した音楽的概念です。特定の音が「中心」として機能することなく、すべての音が等価に扱われる状態を指します。

無調性音楽の成立は、19世紀末から20世紀初頭にかけて調性の限界が模索される中で起こりました。アルノルト・シェーンベルクは、特定の主音への依存を断ち切るための体系的な方法として「十二音技法(ドデカフォニー)」を開発しました。これは12の半音すべてを均等に使用する作曲技法です。

無調音楽は以下のような特徴を持ちます。

  • 不協和音の解決を必要としない
  • 旋律・和音に調的な安定感がない
  • 聴衆に緊張感・複雑さ・難解さを与えることが多い
  • 感情表現の幅が伝統的な音楽と異なる

シェーンベルクやベルク、ウェーベルンらの「新ウィーン楽派」が無調性音楽を発展させ、20世紀音楽に大きな影響を与えました。現代の映画音楽や現代音楽でも、不安・恐怖・混乱を表現する手段として活用されています。

使い方・例文

ホラー映画の不安をかきたてるBGMや、現代音楽の演奏会で耳にする調和しないような響きの多くは、無調性の技法にもとづいています。

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