主音とは?
しゅおん
主音とは、音階・調の中心となる第1音で、その調全体の安定の拠り所となる音のことです。
主音(しゅおん、英: tonic)とは、調性音楽において音階・調の最も基本的な音であり、音階の第1音に当たります。すべての和音・旋律はこの主音を中心として機能し、主音(およびその和音である主和音 I)への解決が最大の安定・終止感を与えます。
主音は調の「帰着点」であり、旋律がどれだけ離れて行っても最終的にはここへ戻ってくる引力の中心として機能します。たとえばハ長調であればCが主音であり、この音・この和音への解決が調性の安定を表します。
主音に関連する重要な概念は次の通りです。
- 主和音(トニック):主音を根音とする三和音(I)。安定・終止の機能を担う
- 属音(ドミナント):第5音。主音へ解決する緊張の機能を持つ
- 下属音(サブドミナント):第4音。主音と対称的な位置にある
- 導音との関係:主音の半音下の導音が主音へ向かう引力を生む
調性音楽の分析では、すべての和音進行は「主音へ向かうか、主音から離れるか」という観点で理解されます。現代の機能和声論において、主音・属音・下属音の三機能は和声理解の根幹をなしており、クラシックからポップス・ジャズまで広く共通する概念です。
使い方・例文
「ドレミファソラシド」の最初と最後の「ド」がハ長調の主音であり、曲が「ド」の和音で終わると落ち着いた終止感が生まれるのは、主音への解決が達成されるためです。
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