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無神論とは?

むしんろん

無神論とは、神や超自然的な創造主の存在を否定する立場で、宗教的信仰を持たず合理的・経験的な世界観を採る思想・哲学です。

無神論(むしんろん、atheism)とは、神または神々の存在を否定する哲学的・思想的立場を指します。ギリシャ語の「a-(否定)」と「theos(神)」を合わせた言葉です。神の存在が証明されていないとして判断を保留する「不可知論(アグノスティシズム)」とは区別されます。

無神論には大きく2種類あります。

  • 消極的(弱い)無神論: 神が存在するという信念を持たない状態。証拠がないため信じないという消極的な姿勢
  • 積極的(強い)無神論: 神は存在しないと積極的に主張する立場

西洋哲学における無神論の系譜は古代ギリシャにまでさかのぼりますが、近代以降に特に広まりました。デイヴィッド・ヒューム・フリードリヒ・ニーチェ(「神は死んだ」)・バートランド・ラッセルなどが代表的な無神論者として知られています。20世紀後半から21世紀にかけては、リチャード・ドーキンス・クリストファー・ヒッチェンスらによる「新無神論(ニュー・アシズム)」が登場し、宗教批判を積極的に発信するようになりました。

無神論は現代の自由民主主義社会では思想・信仰の自由の範囲内とされていますが、宗教的背景が強い国・地域では社会的差別や法的制限の対象となる場合もあります。無神論者は統計上、北ヨーロッパや東アジアに多い傾向があります。

使い方・例文

「宗教は持っていない」「神の存在は信じない」という立場は無神論にあたります。哲学・倫理学・比較宗教学の授業では、有神論・不可知論・無神論の違いが議論のテーマとしてよく取り上げられます。

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