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潮解とは?

ちょうかい

潮解とは、固体の物質が空気中の水分(湿気)を吸収して自然に溶液になる現象のことです。

潮解(ちょうかい)とは、固体の物質が空気中に含まれる水蒸気(湿気)を吸収し、その水分に自ら溶けることで液体または溶液状態になる現象です。英語では「deliquescence(デリクッセンス)」と言います。

潮解が起こる条件は、物質の飽和水溶液の蒸気圧が、周囲の空気中の水蒸気分圧よりも低い場合です。このとき物質は空気から水を取り込み続け、やがて完全に溶けてしまいます。つまり吸湿性が非常に高い物質で起こりやすい現象です。

代表的な潮解性物質として次のものが挙げられます。

  • 塩化カルシウム(CaCl₂):乾燥剤や融雪剤として使われる最もよく知られた潮解性物質
  • 塩化マグネシウム:食品添加物(にがり)にも含まれ、高湿度下で潮解する
  • 水酸化ナトリウム(苛性ソーダ):強い潮解性を示すため保存に注意が必要
  • 塩化亜鉛:半田付けのフラックスなどに用いられる

潮解は実験室や工業の現場で保管上の問題を起こすことがあり、潮解性のある薬品は密閉容器や乾燥剤と共に保存することが求められます。一方、塩化カルシウムの潮解性を逆に利用して除湿剤や融雪剤として応用する例もあります。似た概念に「吸湿(きゅうしつ)」がありますが、潮解は最終的に液体になる点が特徴です。

使い方・例文

市販の除湿剤(塩化カルシウム系)を置いておくと、時間が経つにつれて容器の底に液体が溜まってきます。これが潮解の身近な例です。食塩(塩化ナトリウム)も湿度が高い日にベタつくことがありますが、これは潮解に近い現象です。

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