水酸化ナトリウムとは?
すいさんかなとりうむ
水酸化ナトリウムとは、強い塩基性を示す白色固体の化合物で、「苛性ソーダ」とも呼ばれます。
水酸化ナトリウム(NaOH)は、ナトリウムと酸素と水素から構成される無機化合物で、常温では白色の固体です。水に溶かすと強い塩基(アルカリ)性を示し、pH値は高濃度では14に近くなります。工業・化学実験・日用品製造など幅広い分野で利用される基礎的な化学物質です。
水酸化ナトリウムの主な特性は次のとおりです。
- 強塩基性:水溶液は強アルカリで、皮膚や粘膜を溶かす腐食性を持つ
- 潮解性:空気中の水分を吸収して溶けやすい
- 発熱性:水に溶解する際に大量の熱を発生する
- 中和反応:酸と反応して塩と水を生成する
工業用途としては、石鹸や洗剤の製造(けん化反応)、パルプ・紙の製造(クラフト法)、アルミニウムの精製、食品加工(こんにゃく・ラーメンの麺の弾力出し)、排水処理における中和などに使われます。化学実験では中和滴定の標準塩基として頻用されます。
取り扱いには注意が必要で、皮膚に触れると化学熱傷を起こすため、保護手袋・ゴーグルの着用が不可欠です。万が一触れた場合は、直ちに大量の水で洗い流すことが推奨されています。
使い方・例文
化学の実験でうすい塩酸(HCl)と水酸化ナトリウム水溶液(NaOH)を混ぜると中和反応が起こり、塩化ナトリウム(食塩)と水が生成されることを確認できます。
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