滑液包炎とは?
かつえきほうえん
滑液包炎とは、関節周囲にある滑液包(バーサ)に炎症が起き、痛みや腫れを生じる状態です。
滑液包(バーサ)は、骨・腱・皮膚の間に存在する小さな液体入り袋で、摩擦を軽減してスムーズな動きを助けています。この滑液包が何らかの刺激を受けて炎症を起こした状態が滑液包炎です。
主な原因には次のものがあります。
発症部位は多岐にわたりますが、特に多いのは膝蓋前滑液包炎(膝のお皿前)・肘頭滑液包炎(ひじ)・肩峰下滑液包炎(肩)・大転子滑液包炎(股関節外側)です。症状は患部の局所的な腫れ・圧痛・発赤・温感で、動作時に痛みが増します。感染性では発熱を伴うこともあります。
治療は原因と重症度に応じて選択されます。安静・アイシング・消炎鎮痛薬の内服が基本で、改善しない場合は滑液包穿刺(液を抜く)やステロイド注射が行われます。化膿性では抗菌薬投与や切開排膿が必要です。再発を防ぐためには原因となる動作や外圧の回避も重要です。
使い方・例文
床に膝をついて作業することが多い職人が膝のお皿の前が腫れてきた場合、膝蓋前滑液包炎として整形外科で診断・治療を受けるケースが典型例です。
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