海藻養殖とは?
かいそうようしょく
海藻養殖とは、ワカメ・コンブ・ノリなどの海藻を人工的に管理・育成して収穫する水産業の一形態です。
海藻養殖とは、ワカメ・コンブ・ノリ(海苔)・アオノリ・アカモクなどの海藻を、海中や陸上の施設で人工的に管理・育成して収穫する漁業・水産業の一分野です。
日本は伝統的な海藻食文化を持ち、ノリやワカメの養殖は国内でも盛んに行われています。ノリの養殖では、秋に胞子を網に付着させ、冬から春にかけて海中で育てて収穫するサイクルが基本です。コンブ養殖は北海道・東北地方を中心に行われ、ロープや簀子(すだれ)に種苗を巻き付けて育てます。
海藻養殖が注目される理由は食料供給にとどまりません。
- 二酸化炭素の吸収:海藻は成長時にCO2を吸収するため、ブルーカーボンとして気候変動対策の手段として期待されています
- 水質浄化:窒素・リンなどの栄養塩を吸収し、富栄養化を防ぐ機能があります
- 食料・飼料・バイオ燃料:ヒト向けの食品のほか、家畜飼料・バイオプラスチック原料としての活用研究も進んでいます
- メタンガス削減:特定の海藻(アスパラゴプシス等)を飼料に混ぜることで牛のゲップによるメタン排出が減ることが研究されています
世界的に見ると、中国・韓国・日本・インドネシアが主要な海藻養殖国であり、食料安全保障と環境保全の両立手段として国際的な関心が高まっています。
使い方・例文
三陸地方ではコンブやワカメの養殖が盛んで、種苗を付けたロープを冬季に海中に設置し、翌春に収穫するサイクルが地域の重要な産業となっています。
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