河口とは?
かこう
河口とは、川が海や湖などの水域に注ぎ込む場所で、淡水と塩水が混じり合う特有の環境が形成されます。
河口とは、河川の終点となる、川の水が海・湖・内湾などに流れ込む地点またはその周辺一帯を指します。陸の淡水と海の塩水が交わる汽水域(感潮帯)が生じるため、独特の生態系が育まれます。
河口の形は、川が運んでくる土砂の量と、海の波や潮流による侵食力のバランスによって決まります。土砂が多く堆積すると扇状に広がる三角州(デルタ)が発達します。ナイル川・ガンジス川・ミシシッピ川の河口デルタが世界的に有名です。一方、波や潮流が強い場所では土砂が流されてエスチュアリー(三角江)と呼ばれる漏斗状の入り江が形成されます。
生態系の面では、干潟・マングローブ林・塩性湿地が発達し、多様な魚介類・鳥類・甲殻類の生息場所となります。サケ・アユなど遡河性魚類にとって河口は「海と川の関所」であり、産卵のために遡上する際に必ず通過します。
人間にとっても河口は古くから重要な場所で、港の建設・農地の開拓・漁業の拠点として利用されてきました。しかし近年は開発による干潟の消失や水質汚濁が問題となっており、保全が求められています。
使い方・例文
「利根川の河口付近では、シジミ漁が行われており、汽水域ならではの豊かな漁場が広がっています。」
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