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河口とは?川が海や湖に注ぎ込む場所の地形と生態系

公開 2026年7月12日

この記事は 「河口とは?」 の解説をくわしく掘り下げたものです。

河口とは

河口(かこう)とは、川が海・湖・湾などの水域に流れ込む地点、またはその周辺一帯の地形を指す言葉です。上流から運ばれてきた水と土砂が大きな水域へ合流するこの場所は、川の「終点」であると同時に、海の「入口」でもあります。

川が海や湖に注ぐ場所

川は山間部や丘陵地から流れ始め、平野を経て最終的に海や湖へと注ぎます。上流では流れが速く岩や礫(れき)を削りますが、下流に近づくほど傾斜が緩やかになり、流速が落ちます。その結果、川が運んできた砂や泥は河口付近で沈積しやすくなります。

三角州(デルタ)の形成

河口付近に大量の土砂が堆積すると、扇状や三角形に広がった陸地が形成されます。これを三角州(デルタ)と呼びます。ナイル川・ミシシッピ川・メコン川など、世界の大河の多くは巨大な三角州を発達させています。日本では信濃川や利根川の河口にも小規模な三角州が見られます。

汽水域という特殊な環境

河口では、淡水と海水が混ざり合う「汽水域」が生まれます。塩分濃度が場所や潮の干満によって絶えず変化するため、特定の生物しか生息できない一方、栄養分が豊富で高い生産性を持ちます。シジミ・ボラ・ウナギなど汽水に適応した生物が多く見られ、水鳥の重要な採食場所にもなっています。

干潟とマングローブ林

遠浅の河口では干潮時に広大な泥の平地が現れる「干潟」が発達し、カニ・貝・底生生物が多く生息します。熱帯・亜熱帯の河口にはマングローブ林が形成され、根が複雑に絡み合って魚の産卵・稚魚の育成場所として機能します。これらの環境は人間にとっても漁業・観光・防災(高波の緩衝)などの面で重要です。

人間と河口

河口は古くから交通・交易・漁業の要衝として都市が発達してきました。大阪(淀川)・ロッテルダム(ライン川)など、世界の主要都市の多くが河口に立地しています。一方で、埋め立てや護岸工事、上流ダムによる土砂供給の減少などにより、干潟や三角州の消失が進んでいることが環境問題として注目されています。

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