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正断層とは?

せいだんそう

断層とは、引張力によって上盤(じょうばん)が下方にずれ落ちる断層で、地殻引き伸ばされる場所に生じる地質構造です。

断層(せいだんそう、英:normal fault)は、断層面に対して上側にある岩盤(上盤)が重力の方向に下方へ滑り落ちるタイプの断層です。地殻に水平方向の引張応力がかかることで生じ、断層面の傾斜は一般に45〜70度程度です。

地球のプレートが離れていく「発散境界」や、大陸地殻が引き伸ばされる「リフト帯」で典型的に見られます。例えば東アフリカ大地溝帯(グレートリフトバレー)や大西洋中央海嶺の軸部には、正断層が連続して分布しています。

正断層の特徴と関連地形は次の通りです。

  • 上盤が沈降するため、断層崖(急峻な崖)が形成されやすい
  • 地溝(グラーベン)と地塁(ホルスト)を繰り返す地形をつくる
  • 日本でも内陸部の盆地(奈良盆地・琵琶湖など)の縁辺に正断層が関与している例がある
  • 石油・天然ガスのトラップ構造となることがある

断層は他に「逆断層(圧縮力で上盤が上昇)」「横ずれ断層(水平方向にずれる)」があり、正断層はこれらと並んで断層の基本3分類のひとつです。地震学・構造地質学において断層の種類を見分けることは、応力場や地殻変動の解析に直結する重要な知識です。

使い方・例文

地学の授業や地震の解説記事で断層の種類を説明する際に「正断層では上盤が下がります」と図とともに紹介される形が典型的です。震源メカニズム解析の結果を読む際にも登場します。

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