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機能和声とは?

きのうわせい

機能和声とは、主音属音下属音を中心とする和音がそれぞれ異なる「機能」を担い、緊張と解決の流れで音楽を組み立てるバロック以降の和声体系です。

機能和声(きのうわせい、Functional harmony)とは、長調短調調性音楽において和音一つひとつに「トニック(T)」「ドミナント(D)」「サブドミナント(S)」という役割(機能)を割り当て、それらが規則的に連結することで緊張と解決のドラマを生み出す和声理論の体系です。

バロック時代(17世紀前後)から確立し始め、古典派・ロマン派を通じて西洋音楽の根幹をなしてきました。各機能の特徴は次の通りです。

  • トニック(T):安定・解決の響き。楽曲の出発点・終着点。(例:ハ長調のCコード)
  • ドミナント(D):緊張・推進力。トニックへ強く解決しようとする。(例:ハ長調のGまたはG7コード)
  • サブドミナント(S):トニックとドミナントの中間的な穏やかな緊張感。(例:ハ長調のFコード)
最も基本的な進行は「T→S→D→T」であり、これが4小節のブルースや多くのポップス・クラシック曲の骨格となっています。また、ドミナント7th(属7和音)がトニックへ解決する動きは機能和声の中心的な概念で、「導音」が主音へ半音上行することが強い解決感をもたらします。

20世紀に入るとドビュッシーらが機能和声を意図的に回避し、旋法的和声や無調音楽が生まれましたが、クラシック・ポップス・ジャズ・映画音楽など現代音楽の大部分では今も機能和声が基盤となっています。

使い方・例文

ポップスのコード進行「C→F→G→C」はトニック→サブドミナント→ドミナント→トニックの典型的な機能和声の流れで、多くの楽曲の基本構造として登場します。

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