短調とは?
たんちょう
短調とは、哀愁や落ち着いた暗さを持つ音階(短音階)をもとに構成された調のことです。
短調(たんちょう)とは、短音階(マイナースケール)を基礎とする調のことで、英語では「マイナーキー(Minor key)」と呼ばれます。長調と比較して、主音から3度上の音が半音低い「短3度」になっているのが最大の特徴です。この短3度の響きが、物悲しい・内省的・神秘的といった印象を生み出します。
短音階には主に3種類あります。
- 自然的短音階:白鍵のみで弾けるラから始まる基本形
- 和声的短音階:7番目の音を半音上げ、主音への導音を強める形
- 旋律的短音階:上昇時に6・7番目を半音上げ、下降時は元に戻す形
短調は悲しみや緊張感だけでなく、荘厳さ・情熱・神秘を表すうえでも効果的です。クラシック音楽のソナタや交響曲、ロックやポップスのバラードなど、幅広いジャンルで重要な役割を果たします。
長調と短調は音楽の「色彩」とも呼ばれ、同じメロディでも調を変えるだけで印象が大きく変わります。また、長調の主音の3度下から始まる短調を「平行短調」といい、たとえばハ長調の平行短調はイ短調になります。この関係を利用した転調は作曲技法の基本として広く使われています。
使い方・例文
「カノン」の短調アレンジや「エリーゼのために」(イ短調)は、原曲の明るさとは対照的な哀愁ある雰囲気を持つ短調の典型例として知られています。
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