椎骨動脈とは?
ついこつどうみゃく
椎骨動脈とは、首の骨(椎骨)の中を通り、脳幹・小脳・後頭葉などに血液を供給する重要な動脈です。
椎骨動脈は、鎖骨下動脈から分岐し、頸椎の横突孔を通って頭蓋内へ進入する動脈です。左右に1本ずつ存在し、頭蓋内で合流して脳底動脈を形成します。
椎骨動脈が支配する領域は、脳幹(延髄・橋・中脳)、小脳、後頭葉、そして内耳など多岐にわたります。これらは生命維持に直結する部位が多く、椎骨動脈の血流障害は重篤な症状を引き起こします。
椎骨動脈の障害としては、椎骨脳底動脈循環不全が知られており、主な症状として以下が挙げられます。
- めまい・ふらつき
- 吐き気・嘔吐
- 言語障害や嚥下困難
- 視野障害や複視
- 運動失調(バランスの乱れ)
首を急激に動かしたり強く回旋させたりすることで椎骨動脈が圧迫・損傷されるリスクがあるため、カイロプラクティックや整体での頸部への急激な操作には注意が必要とされています。また、動脈硬化や血栓によって狭窄が生じることもあります。椎骨動脈は脳の後方循環を担う中心的な血管として、臨床的に重要な役割を果たしています。
使い方・例文
首を急に動かした後にめまいが起きた場合、椎骨動脈への一時的な圧迫が原因として疑われることがあります。
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