根毛とは?
こんもう
根毛とは、植物の根の表面に生える細い毛状の突起で、土壌から水分や無機塩類を効率よく吸収するための構造です。
根毛(こんもう)とは、植物の根の先端付近の表皮細胞が細長く伸びて形成された毛状の突起です。根毛域と呼ばれる部分に密集して生え、土壌と接する表面積を大幅に増やすことで、水分や栄養素の吸収効率を高めています。
根毛の特徴と仕組みは以下の通りです。
- 極めて細い:直径は数十マイクロメートル程度で、肉眼でもかろうじて確認できる
- 寿命が短い:数日で枯れ、根の伸長に伴って新しい根毛が形成される
- 細胞液の浸透圧:土壌水より浸透圧が高く、水分を細胞内へ引き込む
- イオンの能動輸送:窒素・リン・カリウムなどのイオンをエネルギーを使って積極的に取り込む
根毛は土壌の土の粒子とも密着しているため、植物の固定にも一定の役割を果たします。また、根毛の周辺には特定の菌類(菌根菌)が共生し、リン酸の吸収を助けることが知られています。
農業では、移植時に根毛を傷めないよう注意することが重要です。根毛が多く残っていれば植え替え後の活着が早まり、植物が早期に回復できます。根毛の観察は理科教育の定番実験の一つでもあります。
使い方・例文
カイワレ大根やダイコンの種を湿らせたコットンの上で発芽させると、白くふわふわした根毛が根の周囲にびっしり生えている様子を観察できます。
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