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根来塗りとは?

ねごろぬり

根来塗りとは、黒漆の上に朱漆を重ねた日本の伝統的な漆器技法で、使い込むほどに朱色の下から黒が透けて独特の風合いが生まれます。

根来塗(ねごろぬり)とは、木地に黒漆(くろうるし)を下地として塗り、その上から朱漆(しゅうるし)を重ねる日本の伝統的な漆塗り技法です。名称は和歌山県の根来寺(ねごろじ)に由来するとされており、根来寺の僧侶たちが使っていた器がこの技法の発祥と伝えられています。

根来塗りの最大の特徴は、使い込んでいくうちに表面の朱漆が自然に擦り減り、下に塗った黒漆が透けて見えてくる経年変化にあります。この朱と黒が複雑に重なった状態を「根来模様」と呼び、新品にはない深みと趣があるとして珍重されます。意図的に朱を削って黒を露出させる技法も存在します。

主に使われる器の種類としては、お椀・膳・盆・重箱・食器全般など食の道具が中心で、寺院での日常什器として発展したことがその背景にあります。室町時代から茶人や武士にも好まれ、茶道の世界でも根来塗りの器は重用されてきました。

現在は和歌山県などで伝統工芸として継承されるほか、全国の漆器産地でも根来塗り風の製品が作られています。シックでありながら温かみのある色合いが現代のインテリアとも調和し、改めて注目を集めています。

使い方・例文

「茶道の稽古で使う椀は根来塗りのもので、長年使い続けた結果、朱の下から黒が浮かび上がる独特の模様が出ていた。」

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最終更新:

同じ読みのことば

「ねごろぬり」と同じ読みで、意味のちがうことばです。

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