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断層帯とは?

だんそうたい

断層帯とは、複数の断層が並走・交差して帯状に分布する地質構造の区域のことです。

断層帯(fault zone)は、単一の断層面ではなく、複数の断層や断裂が集まり、ある程度の幅をもった帯状の領域として分布する地質構造です。中心部には主断層面があり、その周囲には副次的な断層・破砕帯・変質岩などが伴います。

断層帯の幅は数メートルから数キロメートルに及ぶことがあります。断層帯の内部では岩石が細かく砕かれた「断層岩(フォルト・ロック)」や、粘土化した「断層ガウジ」が生成されます。これらの弱化した物質は、地震時の断層すべりを制御する重要な役割を担います。

断層帯が持つ特性には以下のようなものがあります。

  • 地盤の弱化:断層帯内は周囲より岩盤が軟弱で、地すべりや崩壊が起きやすい
  • 流体の通路:割れ目が地下水の移動通路となり、温泉が湧出することも多い
  • 地震活動:主断層とその周辺の副次断層が連動して地震を起こす
  • 地表変位:大地震時に断層帯に沿って地表にずれが現れる

日本では中央構造線断層帯や糸魚川−静岡構造線断層帯など、長大な断層帯が知られています。地震調査推進本部は活断層帯の長期評価を行い、将来の地震リスクを公表しています。建設計画においても断層帯の位置確認は不可欠な調査項目です。

使い方・例文

日本の中央構造線断層帯は九州から関東まで全長1000キロメートル超に及ぶ国内最大級の断層帯で、その周辺では地震活動が活発なため重点的に調査・監視されています。断層帯の上に建設された構造物はリスクが高いとして、設計基準でも特別な配慮が求められます。

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