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心房細動とは?

しんぼうさいどう

心房細動とは、心臓の心房が不規則かつ高速に興奮し続ける不整脈の一種で、脳梗塞リスクが高まる重要な心疾患です。

心房細動(しんぼうさいどう、atrial fibrillation:AF)は、心臓の上部にある心房が毎分350〜600回という非常に速く不規則電気信号によって細かく震えるように動き続ける状態です。正常な心臓は洞結節から規則正しい電気信号が出て収縮しますが、心房細動ではこの仕組みが乱れます。

主な症状としては動悸息切れ倦怠感・胸の不快感などが挙げられますが、全く自覚症状がなく健康診断の心電図で初めて発見されることも珍しくありません。心房細動は持続時間によって「発作性(7日以内に自然停止)」「持続性」「長期持続性」「永続性」に分類されます。

心房細動が問題となる最大の理由は血栓塞栓症(特に脳梗塞)のリスクです。心房が正常に収縮しないため血液がよどんで血栓が生じやすく、それが脳へ飛ぶと脳梗塞を引き起こします。心房細動による脳梗塞は広範囲に及ぶことが多く、重篤な後遺症を残しやすいとされています。

治療は大きく分けてレートコントロール(心拍数を落ち着かせる)・リズムコントロール(正常洞調律へ戻す)・抗凝固療法(血栓予防)の三つです。抗凝固薬(ワルファリンや直接経口抗凝固薬)の服用は脳梗塞予防のために特に重要とされています。加齢や高血圧・糖尿病・心疾患が危険因子となるため、生活習慣の管理も大切です。

使い方・例文

健康診断の心電図で「心房細動の疑いあり」と指摘されて循環器科を受診する場面や、突然の動悸で救急搬送された際に診断される場面で登場します。高齢者の不整脈として医療ニュースでも頻繁に取り上げられます。

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