本文へスキップ

巻雲とは?

けんうん

巻雲とは、上空高い所に現れる繊維状・刷毛状の薄い雲で、氷の結晶でできた高層の雲です。

巻雲(けんうん)は、気象学における雲の分類(十種雲形)のひとつで、高度約6,000〜13,000メートル対流圏上部に発生します。英語では「Cirrus(シーラス)」と呼ばれ、ラテン語で「巻き毛・カール」を意味します。

巻雲の最大の特徴は、その構成成分が液体の水滴ではなく氷晶(氷の結晶)である点です。気温が非常に低い高高度では水分が凍って微細な氷の粒となり、これが風に流されて薄く繊維状・刷毛状・かぎ状に広がります。「馬の尾」や「刷毛でなでたような」外観から、天気予報の現場では天気変化の前兆として注目されることがあります。

巻雲の主なバリエーションは以下のとおりです。

  • 巻雲(Ci):一般的な繊維状の形
  • かぎ状巻雲(Ci unc):先端が鉤(かぎ)型に曲がった形
  • 房状巻雲(Ci flo):まばらな塊が連なる形

巻雲は薄いため太陽を透かして見え、直射日光をほとんど遮りません。ただし大気中の水蒸気量が増えてくると巻雲が増加・発達することがあり、低気圧の接近による天気悪化の前触れとして経験的に知られています。

使い方・例文

晴れた空に白い刷毛でなでたような筋状の雲が見えるとき、それが巻雲で、「天気が崩れるかもしれない」サインとされることがあります。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語