本文へスキップ

山霧とは?

やまぎり

山霧とは、山地や山間部で発生する霧のことで、地形の影響を受けて特有の発生パターンを示します。

山霧(やまぎり)は、山地や山間部で発生・滞留する霧の総称です。平野部で発生する霧と基本的なメカニズムは共通しますが、地形の起伏・斜面・谷地形が大気の流れや気温変化に影響するため、独特のパターンで現れます。

山霧が生じる主なメカニズムには次のものがあります。

  • 放射霧: 夜間に地面が放射冷却で冷え、谷間に冷気が溜まって霧が発生する
  • 上昇霧(地形性霧): 湿った空気が山の斜面を上昇する際に断熱冷却されて霧や低い雲になる
  • 移流霧: 暖かく湿った空気が冷たい山肌に接触して霧が生じる

山霧は山の中腹に雲のように棚引く「雲海」を形成することがあり、日本では有名な観光現象にもなっています。高知県の四万十川流域や京都府の亀岡盆地、北海道の摩周湖などで雄大な雲海が楽しめます。

一方で山霧は登山者や山岳ドライブにとって視界不良をもたらす危険因子でもあります。秋から冬にかけて気温差が大きくなる時期に発生しやすく、気象情報の確認が不可欠です。気象学的には「低い雲(層雲)」と霧の区別は地表に接しているかどうかの違いにすぎず、山霧は実質的に山に接した層雲として扱われることもあります。

使い方・例文

早朝、山間の盆地が白い霧に覆われ、山頂からは霧が海のように広がる「雲海」として眺められる光景が山霧の代表例です。秋の晴れた朝に特に見やすい現象です。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語