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屈折語とは?

くっせつご

屈折語とは、語形変化によって文法的な役割や意味の違いを表す言語の類型です。

屈折語(くっせつご)とは、言語類型論における分類の一つで、単語自体の形が変化することで格・数・性・時制・人称などの文法関係を示す言語のことです。語根に接辞が付き、一つの変化形が複数の文法情報を同時に表すことが特徴で、この点が孤立語(語順で関係を示す)や膠着語(一つの接辞が一つの文法情報を担う)と区別されます。

インド・ヨーロッパ語族に屈折語の典型例が多く見られます。たとえばラテン語やロシア語では、名詞の語尾が主格・属格・与格・対格などの格によって変わります。ドイツ語も格変化・性変化・数変化が複雑に絡み合う屈折語です。

屈折語の特徴をまとめると次のようになります。

  • 語根に接辞が融合し、一つの語尾が複数の文法情報を示す
  • 語順が比較的自由になりやすい(文法関係を語形が担うため)
  • 変化形の数が多く、学習者には習得が難しい

なお、英語はかつては強い屈折を持っていましたが、歴史的変化により現代では屈折が大幅に単純化されており、孤立語的な性格が強まっています。日本語は膠着語に分類され、屈折語とは異なる仕組みで文法関係を表します。

使い方・例文

言語学の授業や語学学習の場で、ロシア語やラテン語の格変化を説明するときに「屈折語の典型例」として登場することが多い用語です。

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