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膠着語とは?

こうちゃくご

膠着語とは、語根に意味・文法機能を持つ接辞を次々と「接着」して語形を変化させる言語類型のことです。

膠着語(こうちゃくご)とは、語の形態論的類型のひとつで、語根(基本的な意味を持つ部分)に接辞(接頭辞・接尾辞など)を付け加えることで文法的な意味(格・時制・数・否定など)を表す言語のことです。「膠着」とは「のり付けしてくっつける」という意味で、接辞が語根に貼り付くように付加されていく様子を表現しています。

日本語は典型的な膠着語の一例です。「食べ(語根)+られ(受身)+なかっ(否定過去)+た(完了)」のように、語根に複数の接尾辞が順次連結することで複雑な意味が表現されます。韓国語・トルコ語・フィンランド語・スワヒリ語なども代表的な膠着語です。

言語類型論では膠着語はほかの類型と対比されます。

  • 孤立語(中国語・タイ語など):語形変化せず語順と助詞で意味を示す
  • 屈折語(ラテン語・ロシア語など):語根そのものが変化して複数の文法情報を同時に表す
  • 抱合語(一部の北米先住民語など):主語・目的語・述語を一語にまとめる

ただし現実の言語はどれかの類型に完全に当てはまるわけではなく、複数の特徴を持つ連続体として存在します。膠着語という概念は言語の多様性を理解し比較するうえでの有用な分析枠組みです。

使い方・例文

日本語学習者が「食べられなかった」という語形を分解して接辞の積み重ねに気づく作業は、膠着語の構造を体感する入門的な学習法として知られています。

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