圏点とは?
けんてん
圏点とは、文字の横や上に小さな点や丸を付けて、特定の語句を強調するために用いる日本語特有の記号です。
圏点(けんてん)とは、縦書き・横書きの文章において、特定の文字や語句を強調するために文字の右側(縦書き時)や上側(横書き時)に付ける小さな点・黒丸・白丸などの記号の総称です。欧文におけるイタリック体や太字に相当する強調機能を担うもので、主に日本語の出版物・書物で使われてきました。
圏点にはいくつかの種類があります。
- 傍点(ぼうてん):最も一般的な小さな黒点(・)。文字ごとに一つ付ける
- 傍丸(ぼうまる):塗りつぶした黒丸(●)を用いるもの
- 白丸(しろまる):白抜きの丸(○)を用いるもの
- 三角・星型:まれに三角や星型が使われることもある
圏点は読者の注意を引き、筆者が特に重要と考える概念・固有名詞・専門用語などを視覚的に際立たせる役割を果たします。また哲学書・文学批評などでは、語の意味の独自性や多義性を示す手段としても使われます。
デジタル組版の時代においてもCSSやUnicode(U+FE45 SESAME DOT など)で圏点を再現する仕組みが存在しますが、ブラウザのサポートにばらつきがあるため実装には注意が必要です。印刷物や電子書籍での強調表現として今なお活用されています。
使い方・例文
文学作品の解説書で「この場面の月という語には二重の意味がある」と述べるとき、「月」の文字に圏点を打って読者の注意を引く使い方が典型的な例です。
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