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吸引圧管理とは?

きゅういんあつかんり

吸引圧管理とは、気道や創部などの吸引処置において、過不足なく安全な吸引圧力に設定・維持することで合併症を予防する管理法です。

吸引圧管理は、主に人工呼吸中の患者や気管切開患者に対する気道内吸引(気管吸引)の場面と、創部ドレーンなどの体腔内吸引の場面において、吸引に使用する陰圧(吸引圧)を適切な範囲に設定・維持するケアの総称です。

気道内吸引における吸引圧管理のポイントは以下のとおりです。

  • 推奨される吸引圧:成人では一般に80〜150mmHg程度(約10〜20kPa)が目安とされています
  • 高すぎる吸引圧のリスク:気管粘膜の損傷・出血・無気肺の誘発
  • 低すぎる吸引圧のリスク:分泌物を十分に除去できず、気道閉塞や肺炎のリスクが残る
  • 吸引時間の管理:吸引操作は10〜15秒以内とし、低酸素状態を防ぐ

吸引圧はウォールサクション(壁配管)や携帯型吸引器のダイヤルで調整しますが、使用する吸引カテーテルの太さや患者の気道の状態によって適切な圧も変わるため、個別評価が求められます。また、創傷に用いる陰圧閉鎖療法(NPWT)においても吸引圧の設定・管理は治癒効果に直結する重要な要素です。適切な管理により、安全で効果的な処置が実現されます。

使い方・例文

気管支炎で分泌物が多い入院患者に対して吸引圧を120mmHgに設定し、1回の吸引時間を15秒以内に制限することで気管粘膜損傷を防ぎながら効果的に痰を除去しました。

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