人工呼吸とは?
じんこうこきゅう
人工呼吸とは、自力で呼吸できない人の肺へ外部から空気を送り込み、生命を維持するための救命処置です。
人工呼吸とは、病気・事故・溺水などにより自発呼吸が停止した、あるいは著しく低下した人に対し、外部から気道を通じて空気または酸素を肺へ送り込み、ガス交換を代行する医療行為・救命措置のことです。
最もよく知られる方法は口対口人工呼吸で、救助者が傷病者の鼻をつまみ、口から息を吹き込んで胸を膨らませます。現在の心肺蘇生法(CPR)の手順では、心臓マッサージ(胸骨圧迫)と組み合わせて行うことが推奨されており、一般市民には「30回の胸骨圧迫+2回の人工呼吸」を繰り返すサイクルが広く普及しています。感染リスクを考慮して胸骨圧迫のみを優先する指針もあります。
医療現場では以下のような機器・方法が用いられます。
- バッグバルブマスク(BVM): 手動で空気を圧送する器具
- 人工呼吸器(ベンチレーター): 自動で換気を管理する装置
- 気管挿管: 気管にチューブを挿入して確実な気道を確保する方法
- ラリンジアルマスクなどの声門上器具
人工呼吸は脳や心臓など全身の臓器への酸素供給を維持し、生命を救う上できわめて重要な技術です。学校や職場での救命講習でも基本スキルとして教えられており、一般市民が習得することが推奨されています。
使い方・例文
プールで溺れた子どもが意識を失ったとき、救助員が胸骨圧迫と人工呼吸を組み合わせた心肺蘇生法を実施して救命した、というケースが典型的な例です。
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