口蹄疫とは?
こうていえき
口蹄疫とは、ウイルスが原因で牛・豚・羊などの偶蹄類家畜に感染し、口・蹄・乳房に水疱を形成する伝染力の非常に強い法定家畜伝染病です。
口蹄疫(こうていえき、Foot-and-Mouth Disease: FMD)は、ピコルナウイルス科アフトウイルス属の口蹄疫ウイルス(FMDV)が引き起こす家畜伝染病です。ウシ・ブタ・ヒツジ・ヤギなどの偶蹄類に感染し、口腔粘膜・蹄部・乳房などに水疱性病変を形成します。
感染力が極めて高く、感染動物の分泌物・排泄物・空気(エアロゾル)などを介して急速に拡大します。人間への感染は極めてまれで、公衆衛生上のリスクは低いとされていますが、畜産業への経済的打撃が甚大であることから、日本では家畜伝染病予防法に基づく法定伝染病(第1種)に指定されています。
主な症状・特徴は以下のとおりです。
- 口腔内・鼻・蹄の付け根・乳頭に水疱・潰瘍が形成される
- 大量のよだれ、跛行(ほこう)、起立困難
- 食欲不振による泌乳量の急激な低下
- 致死率は低いが、生産性の激減と蔓延リスクが問題
有効なワクチンが存在しますが、ワクチン接種国は国際的な貿易上の制限を受けるため、清浄国では発生時に患畜の殺処分・移動制限・消毒が主な対策となります。日本では2010年の宮崎県での大規模発生が社会的に大きな問題となりました。
使い方・例文
「農場で口蹄疫の疑いが生じると、当局は直ちに周辺の農場を含む移動制限区域を設定し、患畜の殺処分を実施した」という報道や農業関連の文脈で登場します。
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