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原罪とは?

げんざい

原罪とは、キリスト教神学において、アダムとエヴァが犯した最初の罪が全人類に受け継がれているとする教義です。

原罪(げんざい、Original Sin)は、キリスト教神学の中心的教義のひとつで、人類の始祖であるアダムとエヴァが神の命令に背いて禁断の果実を食べた(創世記3章)という「堕落」によって生じた罪が、以後すべての人間に生まれながらに引き継がれているという考え方です。

原罪の概念は新約聖書(ローマ書5章12節など)を手がかりに神学的に発展し、4〜5世紀のカルタゴ司教・アウグスティヌスが体系的に論じたことで西方教会の正統教義として確立しました。その主な内容は以下のとおりです。

  • 人間は生まれながらに神から離れた状態(罪の状態)にある。
  • この状態は個人の意志的な行為の結果ではなく、人類全体が受け継ぐ性質です。
  • 洗礼によって原罪の「罪責」は赦されるとされます(カトリック・プロテスタントの基本的立場)。

ただし、東方正教会では「原罪」よりも「死すべき性質の継承」として理解し、罪責の遺伝という西方的解釈とは異なります。また、プロテスタントの改革派は人間の意志が根底から腐敗しているとする「全的腐敗」を強調します。原罪の概念は、なぜ人間には悪への傾きがあるのかを説明する神学的装置として、キリスト教の救済論・人間論の根幹をなしています。現代では哲学・文学・心理学などでも象徴的・比喩的な意味で言及されることがあります。

使い方・例文

カトリック教会では、原罪を取り除くための秘跡として洗礼が重視されており、誕生後まもない乳幼児にも洗礼を授ける慣習はこの教義に基づいています。

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最終更新:

同じ読みのことば

「げんざい」と同じ読みで、意味のちがうことばです。

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