原始惑星系円盤とは?
げんしわくせいけいえんばん
原始惑星系円盤とは、新たに生まれた恒星の周囲に形成されるガスと塵の円盤状構造で、惑星が誕生する材料となる天体形成の場です。
原始惑星系円盤(げんしわくせいけいえんばん)は、誕生直後の若い恒星(原始星)を取り巻くように形成される、ガスと固体微粒子(塵)からなる平らな円盤状の構造体です。英語では「protoplanetary disk」と呼ばれ、「プロトプラネタリーディスク」とも表記されます。
恒星は星間ガスや塵が集まって収縮することで誕生しますが、その際に角運動量の保存によって回転が速まり、収縮しきれなかったガスと塵が恒星の赤道面に沿って広がり、円盤を形成します。この円盤の中で塵の粒子どうしが衝突・合体を繰り返し、より大きな天体(微惑星)を形成し、さらに成長して惑星へと発展していきます。
原始惑星系円盤の特徴は以下のとおりです。
- 直径は数十〜数百天文単位(AU)程度に及ぶことが多い
- 中心ほど温度が高く、外縁部ほど低温で氷が存在できる「雪線」がある
- 寿命は数百万〜一千万年程度と考えられている
- アルマ望遠鏡などで多数の円盤が観測されており、リング構造や隙間が惑星形成の痕跡とみられている
太陽系もかつてはこのような原始惑星系円盤から形成されたと考えられており、現在の惑星配置や組成の謎を解く鍵として、天文学・惑星科学の研究が盛んに進められています。
使い方・例文
「アルマ望遠鏡で撮影した若い星の周囲の原始惑星系円盤に、惑星形成中のリング構造が確認された」という天文ニュースでよく登場します。
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