医療費適正化計画とは?
いりょうひてきせいかけいかく
医療費適正化計画とは、増大する医療費を抑制するために国と都道府県が策定する中期計画で、生活習慣病対策や平均在院日数の短縮などを柱とします。
医療費適正化計画とは、高齢化に伴う医療費の増大に対応するため、国および都道府県が策定する医療費抑制のための計画です。2006年の医療制度改革(高齢者の医療の確保に関する法律)により制度化されました。
計画は6年を1期として策定され、国が定める基本方針に沿って各都道府県が独自の計画を策定します。主な目標は以下の二つです。
- 特定健康診査・特定保健指導の実施率向上:メタボリックシンドロームの早期発見・改善を通じた生活習慣病の予防
- 平均在院日数の短縮:入院医療の効率化と在宅医療・地域包括ケアへの転換促進
第三期(2018〜2023年度)からは、後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用促進や、重複・多剤投薬の是正なども計画に盛り込まれるようになりました。また、都道府県ごとの医療費格差(地域差)の縮小も重要な課題として位置づけられています。
医療費適正化計画は、単なるコスト削減ではなく、予防医療の充実・医療の質の向上・効率的な医療提供体制の構築を通じて「必要な医療を持続可能な形で提供し続ける」ことを目指すものです。都道府県の保健行政において核心的な計画の一つです。
使い方・例文
都道府県が住民向けの特定健康診査の受診率向上キャンペーンを展開したり、ジェネリック医薬品の利用促進を図ったりする施策が、医療費適正化計画に基づいて実施されます。
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