前頭前野とは?
ぜんとうぜんや
前頭前野とは、大脳前頭葉の最前部に位置し、思考・計画・判断・感情制御など高度な認知機能を担う脳領域です。
前頭前野(ぜんとうぜんや、Prefrontal Cortex:PFC)は、大脳の前頭葉のうち運動野・運動前野より前方に位置する領域で、人間の高次脳機能の中枢として知られています。霊長類、特に人間において他の動物と比べて格段に発達しており、脳全体の約30%を占めます。
前頭前野が担う主な機能には以下が挙げられます。
- 実行機能:目標設定・計画立案・行動の調整・問題解決
- ワーキングメモリ:作業中に必要な情報を一時的に保持・操作する
- 感情制御:衝動や感情的反応を抑制し、合理的な判断を促す
- 社会的判断:他者の意図を推測し、倫理的・社会的に適切な行動を選択する
- 注意と集中:特定の情報に注意を向け、維持する
前頭前野は青年期まで発達が続き、おおよそ25歳前後に成熟するとされています。このため、10代では衝動的な行動が起きやすいと説明されます。また、この領域の損傷は人格変化・判断力の低下・社会行動の障害を引き起こします(フィニアス・ゲージの症例が歴史的に有名)。うつ病や統合失調症、ADHDとの関連も研究されており、精神医学・神経科学の重要な研究対象です。
使い方・例文
試験勉強のスケジュールを立てたり、感情的になりそうな場面でグッとこらえて冷静に対応したりするとき、前頭前野が活発に働いています。
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