判例とは?
はんれい
判例とは、裁判所が下した判決のうち、後の裁判において先例として参照・尊重される法的判断のことです。
判例とは、裁判所が具体的な事件に対して下した判決の中で示された法律解釈や法原則のことを指し、特に上級裁判所(日本では最高裁判所)の判断が後の類似事件に先例として機能するものをいいます。
日本の法制度は成文法主義を採用しており、法律の条文が基本的な根拠となりますが、条文だけでは解決できない解釈上の疑問が生じることも多くあります。そのような場合に最高裁判所の判例が重要な指針となります。下級裁判所は上級審の判例を実際上尊重するため、判例は事実上「法規範に準ずる効力」を持つとも言えます。
判例が重要視される場面は多岐にわたります。
- 契約解釈や不法行為の成否判断
- 刑事事件における構成要件の解釈
- 憲法上の権利と法律の合憲性判断
- 新技術・新サービスに関する既存法令の適用範囲
法学部の教育では判例の読み方・分析が中心的な学習内容となっており、弁護士・裁判官・検察官などの法律実務家にとっても不可欠な知識です。最高裁判所の判例集は公式に刊行されており、誰でも参照できます。
使い方・例文
「この損害賠償額の算定方法は、過去の最高裁判例に基づいて算出された。」
この用語をシェア
最終更新: