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全単射とは?

ぜんたんしゃ

単射とは、単射かつ全射である写像のことで、2つの集合の要素が過不足なく一対一に対応することを意味します。

単射(ぜんたんしゃ、bijection、one-to-one correspondence)とは、集合AからBへの写像fが単射(異なる元は異なる像を持つ)かつ全射(Bのすべての元が何らかの元の像になっている)の両方を満たすものをいいます。「双射」とも呼ばれます。

全単射が存在するとき、集合AとBの要素は「完全に一対一に対応」しており、同じ「大きさ」(濃度)を持つといえます。有限集合の場合は要素数が等しいことと同値であり、無限集合の場合は濃度(カーディナリティ)が等しいことの定義として用いられます。

全単射の重要な性質として、逆写像の存在があります。fが全単射ならば、逆写像 f⁻¹: B → A が一意に定まります。

全単射の例と非例を示します。

  • f: {1,2,3} → {a,b,c}、f(1)=a、f(2)=b、f(3)=c は全単射
  • f: ℝ → ℝ、f(x) = x³ は全単射(単射かつ全射)
  • f: ℝ → ℝ、f(x) = x² は全単射でない(単射でも全射でもない)

全単射は数学全般で中心的な役割を果たし、集合の濃度の比較・群の同型・暗号理論における置換など、多くの場面で活用されます。

使い方・例文

「自然数全体と整数全体の間には全単射が存在する(したがって同じ濃度を持つ)」のように、無限集合の大きさを比較する際に用いられます。

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