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集合の濃度とは?

しゅうごうのこうど

集合濃度とは、集合の「大きさ」を表す概念で、有限集合では要素数に一致し、無限集合では異なる大きさの無限が存在することを示す集合論の核心的概念です。

集合濃度(cardinality)とは、集合の要素の「個数」を一般化した概念です。有限集合ではそのまま要素数と一致しますが、無限集合に対しても厳密に「大きさ」を比較できるよう、カントールによって19世紀に体系化されました。

二つの集合の濃度が等しいかどうかは、全単射(一対一対応)が存在するかどうかで判定します。たとえば自然数の集合と偶数の集合は、n ↔ 2n という対応によって全単射が作れるため、濃度が等しいとみなされます。これは有限の感覚では直感に反しますが、無限集合では成立します。

無限集合の濃度には段階があります。

  • 可算無限(アレフ・ゼロ):自然数・整数・有理数の集合の濃度。列挙できる無限。
  • 非可算無限(連続体濃度):実数の集合の濃度。自然数よりも「大きい」無限。

カントールの対角線論法は、実数が自然数よりも濃度が大きいことを証明した有名な議論です。さらに任意の集合に対してその冪集合は必ず濃度が大きいことも示され、無限の大きさには上限がないことが明らかになりました。

集合の濃度は現代数学・論理学の基礎をなしており、計算可能性理論や位相空間論にも深く関わります。

使い方・例文

「自然数と実数はどちらも無限だが、実数の方が圧倒的に多い」という事実を厳密に示す場面で、集合の濃度の概念が登場します。

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