先天性白内障とは?
せんてんせいはくないしょう
生まれつき水晶体が混濁している疾患で、早期発見と治療が視力発達のために非常に重要な小児眼疾患です。
先天性白内障とは、生まれた時点またはそれ以前(胎児期)から水晶体に混濁が生じている状態をいいます。水晶体はカメラのレンズに相当する透明な組織で、ここが濁ると光が網膜に正しく届かなくなります。
- 遺伝性:常染色体優性遺伝が多く、家族歴があるケースです。
- 胎内感染:母親が妊娠初期に風疹・トキソプラズマ・サイトメガロウイルスなどに感染した場合
- 代謝異常・症候群:ガラクトース血症・ダウン症候群などに合併するもの
最大の問題は弱視(視力の発達障害)です。乳幼児期は目から入る光刺激によって視覚中枢が発達する重要な時期であり、この時期に白内障で視力が妨げられると、眼鏡をかけても矯正できない弱視が残る可能性があります。このため、できるだけ早期(場合によっては生後数週間)に手術して人工レンズや眼鏡・コンタクトで光学的補正を行い、遮蔽法(健眼遮蔽)などで弱視治療を並行して行うことが必要です。
新生児健診での赤色反射検査(瞳に光を当てて眼底の反射を確認する方法)により先天性白内障が発見されるケースがあります。
使い方・例文
新生児健診で赤色反射が弱いと指摘された場合、先天性白内障が疑われ、早急に眼科専門医による精密検査が行われます。
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