体性感覚野とは?
たいせいかんかくや
体性感覚野とは、皮膚・筋・関節からの触覚や圧覚、固有感覚などを受け取り処理する大脳皮質の領域です。
体性感覚野(たいせいかんかくや、英: somatosensory cortex)は、大脳皮質の頭頂葉前部に位置し、全身から届く体性感覚情報を受け取り処理する領域です。中心溝のすぐ後方にある一次体性感覚野(S1)と、その後方に続く二次体性感覚野(S2)に大別されます。
一次体性感覚野は4つのブロードマン野(3a・3b・1・2野)で構成され、それぞれ固有感覚、細かい触覚、皮膚表面の質感、物体の形状・サイズの識別を専門的に処理します。身体の各部位は感覚野に対応する形で配置されており、この身体地図は「感覚ホムンクルス」と呼ばれます。唇・舌・指先など感覚が鋭敏な部位ほど、感覚野での占有面積が大きいという特徴があります。
二次体性感覚野は両側の身体からの入力を統合し、より複雑な感覚情報の処理(物体認識など)に関与します。また、扁桃体や島皮質と連絡を持ち、痛みの感情的側面とも関わっています。
体性感覚野の損傷は、対側の身体における触覚・識別感覚の低下や喪失を引き起こします。リハビリテーション医学や神経科学において基礎的かつ重要な概念です。
使い方・例文
指先でテキストの点字を読む際、指先からの精密な触覚情報が体性感覚野で処理されることで、文字パターンの識別が可能になります。
この用語をシェア
最終更新: