線条体とは?
せんじょうたい
線条体とは、大脳基底核の主要な構成部位で、運動の制御・報酬処理・習慣形成に深く関わる脳の神経核のひとつです。
線条体(せんじょうたい、英:Striatum)は、大脳基底核を構成する主要な神経核のひとつで、尾状核(びじょうかく)と被殻(ひかく)を合わせた領域を指します。大脳半球の深部に位置し、両側に対称に存在しています。名称の由来は、神経線維が縞状(線条状)に走っているように見えることです。
線条体は大脳皮質・視床・黒質などからの入力を受け取り、淡蒼球や黒質へ出力を送ることで、運動の開始・抑制・調整を担います。特に意識的な動作から自動的な動作への変換(習慣化)に重要な役割を果たしており、繰り返し練習によって動作が滑らかになるプロセスに深く関与しています。
線条体の主な機能として、スムーズな動作の開始と抑制を調整する運動制御、ドーパミン系を介した快感・報酬の評価を行う報酬処理、繰り返し行動のルーティン化を担う習慣形成、そして行動の選択と評価を行う意思決定が挙げられます。
線条体はドーパミン神経との密接な連絡を持ちます。ドーパミン系が障害されるパーキンソン病では線条体への入力が低下して運動機能に著しい障害が生じます。また、依存症・強迫性障害・統合失調症との関連も研究されており、脳科学・精神医学における重要な研究対象となっています。
使い方・例文
神経科学の文献で「報酬を期待すると線条体が活性化する」のように用いられます。パーキンソン病の病態説明や、習慣形成メカニズムを解説する場面でも必ず登場します。
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