伊勢国とは?
いせのくに
伊勢国は現在の三重県北中部にあたる旧国名で、伊勢神宮の鎮座地として古代から日本の信仰の中心として崇められてきた地域です。
伊勢国(いせのくに)は、かつての令制国のひとつで、現在の三重県北中部(伊勢市・松阪市・四日市市などを含む地域)にあたります。東海道に属し、近江国・尾張国・美濃国・大和国・紀伊国・志摩国などと接していました。
伊勢国の最大の特徴は、伊勢神宮(神宮)が鎮座していることです。天照大神を祀る内宮(皇大神宮)と豊受大神を祀る外宮(豊受大神宮)を中心とする神宮は、皇室の祖先神を祀る日本最高の神社として、古代から現在に至るまで絶大な信仰を集めています。「お伊勢参り」と呼ばれる参拝は江戸時代に庶民の間にも広まり、一生に一度は伊勢を参拝したいと多くの人々が旅を続けました。
伊勢国は農業・漁業ともに豊かで、松阪牛の産地としても知られる松阪の周辺は古くから牧畜が盛んでした。また伊勢商人は江戸時代に全国で活躍し、越後屋(三越の前身)を開いた三井家も伊勢の商人を祖先に持ちます。
明治の廃藩置県を経て、伊勢国は現在の三重県の一部となりましたが、「伊勢」の名は伊勢神宮・伊勢エビ・伊勢うどんなど現在も広く使われています。また、式年遷宮という独自の神社制度が20年ごとに行われ、その都度注目を集めています。
使い方・例文
日本史や神道・宗教の説明で伊勢神宮とともに登場するほか、江戸時代の「お伊勢参り」の文脈でも使われます。「伊勢海老」「伊勢うどん」などの名産品を紹介する際にも登場します。
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