本文へスキップ

尾張国とは?

おわりのくに

尾張国とは、現在愛知県西部にあたる旧国名で、古くから交通・産業の要衝として栄えた令制国です。

尾張国(おわりのくに)は、かつての日本の地方行政区分である令制国のひとつで、現在愛知県西部に位置していました。東海道に属し、律令制のもとで整備された国のひとつです。

地理的には濃尾平野の西部を占め、木曽川・庄内川などの河川が流れる農業生産力の高い地域でした。古代から人口が集まり、尾張氏をはじめとする有力な豪族が支配した歴史を持ちます。中世には守護大名が置かれ、戦国時代には織田信長の出身地として特に名を馳せました。信長はこの地を拠点に全国統一への道を切り開いたため、尾張国は日本史上きわめて重要な舞台となっています。

産業面では、繊維業(尾張地方の木綿)や窯業(瀬戸焼)が盛んで、近世を通じて経済的にも豊かな国でした。江戸時代には尾張藩(名古屋藩)として徳川御三家のひとつが置かれ、政治・文化の中心地として発展しました。明治維新後の廃藩置県により、尾張国は他の地域と統合されて愛知県となり、現在に至ります。

現在の名古屋市を中心とする愛知県西部の基盤は、この尾張国の歴史的蓄積の上に成り立っています。

使い方・例文

日本史の授業で戦国時代を学ぶ際、「織田信長は尾張国の出身である」という文脈でよく登場します。また、歴史書や時代小説、地名の由来を調べる場面でも使われます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語