乳酸閾値とは?
にゅうさんいきち
乳酸閾値とは、運動強度が上がるにつれて血中乳酸濃度が急激に増加し始める運動強度の境界点で、持久力トレーニングの指標として重要です。
乳酸閾値(にゅうさんいきち、Lactate Threshold、略称LT)とは、運動強度を段階的に高めていったときに、血中の乳酸濃度が急激に増加し始める運動強度の境界点のことです。この点を境に、体内のエネルギー産生が有酸素系から無酸素系へと大きく移行します。
運動中の筋肉はエネルギーを産生する過程で乳酸を生成しますが、低〜中強度の運動では肝臓や心筋がこれを再利用するため血中乳酸濃度は低く保たれます。しかし乳酸閾値を超えると生成量が処理能力を上回り、乳酸が急速に蓄積して筋肉の疲労や重さ・燃えるような感覚(バーニング感)が強まります。
乳酸閾値は持久系スポーツにおいて非常に重要な指標で、次のような活用がされています。
- マラソン・トライアスロン・自転車ロードレースのレースペース設定
- インターバルトレーニングの強度設定
- 選手の有酸素能力の評価・経年変化の追跡
- トレーニング効果の客観的な測定
乳酸閾値は運動能力の向上とともに高強度側にシフトする特性があり、適切なトレーニングで改善が可能です。正確な測定には血液採取が必要ですが、心拍数や呼吸パターンで推定する方法(換気閾値)も広く使われています。
使い方・例文
「乳酸閾値を高めることでフルマラソンの後半でも失速しにくくなる」というように、持久系アスリートのトレーニング計画やスポーツ科学の解説記事で登場します。
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