乳酸とは?
にゅうさん
乳酸とは、糖が分解されるときに生成される有機酸で、筋肉の疲労や発酵食品と深く関わる物質です。
乳酸(にゅうさん、lactic acid)とは、化学式C₃H₆O₃で表されるα-ヒドロキシ酸(有機酸)のひとつです。生物の代謝過程で広く生成され、食品科学・スポーツ医学・医療など多くの分野で重要な役割を持ちます。
乳酸が生成される主な仕組みは、解糖系と呼ばれるグルコース(糖)の分解過程です。酸素が十分にある有酸素状態ではピルビン酸がミトコンドリアに運ばれますが、酸素が不足する無酸素状態(激しい運動時など)では乳酸脱水素酵素の働きでピルビン酸が乳酸に変換されます。これにより筋肉中に乳酸が蓄積されます。
乳酸にまつわる主なトピックを以下に挙げます。
- 運動と疲労:激しい運動時に乳酸が蓄積し筋肉が重くなる感覚と関連するが、最新の研究では乳酸自体は疲労の直接原因ではなく、エネルギー源として再利用されることもわかっている
- 発酵食品:乳酸菌が糖を乳酸に変える乳酸発酵により、ヨーグルト・チーズ・漬け物・キムチなどが作られる
- 医療・点滴:乳酸リンゲル液は外科手術や脱水症の補液として広く使われる
- 生分解性プラスチック:ポリ乳酸(PLA)は環境負荷の低い素材として注目される
乳酸は私たちの体内で常に生成・分解が繰り返されており、生命活動の維持に不可欠な物質です。
使い方・例文
激しい運動後に筋肉が重くなる現象や、ヨーグルトや漬け物の酸っぱさを説明する文脈で「乳酸が生成される」「乳酸発酵」として登場します。
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