ロンボク海峡とは?
ろんぼくかいきょう
ロンボク海峡とは、インドネシアのバリ島とロンボク島の間に位置する海峡で、水深が深く大型船が通行できることから国際的に重要なシーレーンです。
ロンボク海峡(Lombok Strait)は、インドネシアのバリ島とロンボク島の間に位置する海峡で、南北に約60キロメートルにわたって延びています。幅は約35〜40キロメートルで、水深は最大で1,300メートル以上に達する深海海峡です。
地理的・生物地理学的重要性としては、ロンボク海峡は19世紀のイギリス人博物学者アルフレッド・ラッセル・ウォレスが提唱した「ウォレス線」が通る海峡として著名です。ウォレス線はアジア系の動植物相とオーストラリア系の動植物相を分ける生物地理学的境界線であり、バリ島とロンボク島では生息する生物の種類が大きく異なります。ロンボク海峡はわずか35キロほどの幅でありながら、二つの生物圏を隔てる自然の「壁」として機能しています。
海運・地政学的重要性としては、マラッカ海峡が通行不能な場合の代替ルートとして機能する戦略的な海峡です。スンダ海峡とともに「チョークポイント(交通の要衝)」に位置付けられており、インド洋と太平洋を結ぶ大型船舶(特に超大型タンカーや空母など喫水の深い艦船)が通航します。マラッカ海峡は水深が比較的浅いため通過できない大型船も、ロンボク海峡なら通行可能です。
また、周辺はバリ・ヒンドゥー文化と、ロンボク島のササック族のイスラム文化が接する文化的にも多彩な地域です。
使い方・例文
ロンボク海峡は国際物流や安全保障の文脈で「マラッカ海峡の代替ルート」として言及されるほか、生物地理学ではウォレス線の説明に欠かせない地理用語として登場します。
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